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藤田幸久日記
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2006年9月22日(金)
ODAの不正請求が明るみに。外務省やJICAの責任も重大
2006年9月22日(金)の画像
今朝の読売新聞朝刊の一面は、
「政府開発援助(ODA)の調査業務を受注したコンサルタント最大手の『パシフィックコンサルタンツインターナショナル(PCI)』が、12か国のODAでも事業費の水増し請求などを行い、1億円を超える不正な経理処理をしていたことが21日、会計検査院の調べでわかった。同社を巡っては、中米コスタリカなど4か国で同様の不正がすでに発覚しており、不正経理の総額はこれで計16か国、1億4000万円となった。

 いずれも下請け契約書に書かれた金額より高額の契約書を偽造して国際協力機構(JICA)に提出したり、実際には下請け契約していないのに架空の契約書を提出するなどしていた。 また、検査院の指示で国際協力銀行(JBIC)が行った内部調査では、インドネシアの2事業(同1億2600万円)で2件計471万円の水増し請求が判明、すでに全額が返還された。

 JICA広報室は『誠に遺憾。金額を精査し、速やかに返還請求するが、すでに最大限に厳しい処分をしており、改めて処分は考えていない』と話している。」と報じました。

 インドネシアの地震・津波を巡る援助で、外務省の外郭団体「日本国際協力システム」(JICS)が、透明性に欠けると、援助受け入れ国のインドネシア政府から指摘を受けたことは、「世界週報」などで私が何度か取り上げていることですが、官、民を問わず援助のコンサルティングや実務代行を行う組織に不透明さが付きまといます。

 そして、今回JICAが、「既に指名停止処分にしたので、追加の処分は行わない」としているのも不透明です。不正請求をまるで知らなかったというのもあり得ません。外務省とJICS,JICAとPCIとの馴れ合いがあったと見る方が妥当ではないでしょうか?

 援助の不透明さは、社会保険庁や役所の裏金問題、空出張の問題などと並び、税金の無駄遣いの温床になっており、徹底的な解明が必要です。
(写真は、ジンバブエにおけるJICAの援助です)

2006年9月20日(水)
安倍新総裁とタイのクーデター・・・日本とタイにおける、似非民主的な政権交代
2006年9月20日(水)の画像
アジアの最も伝統的な二つの国での政権交代が、今日起こりました。日本とタイです。両国には以下のような共通点があります。

1.長い皇室の伝統があり、しかも国民からの信頼が高い。世界には信頼の低い王室もあり、ネパールでは今年王室が廃止された。

2.次の継承者を巡る憶測や手続きが話題となっている。

3.植民地化も共産化もされた経験が無いアジアの数少ない国である。

4.政権交代が、選挙などの表のシステムとは別に、水面下で実質的に決まることが多い。

 今日の政権交代は、この4.の特徴どおりでした。タイの場合、名君といわれるプミポン国王が誰を支持するかで首相が決まることが多いのです。頻繁に起こるクーデターというのも無血であり、失脚したリーダーが(今回のタクシン首相のように)亡命しても、ほとぼりがさめると帰国します。タイの軍とは、防衛という本来の機能のほかに、難民支援や災害支援のような公共事業も担うビジネス組織でもあり、「金持ちになりたければ軍の幹部になれ」、といわれるような側面もあります。一方で、省庁よりも王室を支えて公益のために働く効率的な組織でもあります。タクシンという強権的な首相の居座りを代える国王とプレム枢密院議長(元首相)、陸軍の連携によるクーデターでした。84%の国民がクーデターを支持したことが、これを裏付けています。

 今回の自民党総裁選挙の場合、福田康夫元官房長官が出馬に向けて動いていた時期が実質的な戦いでした。福田さんに近い自民党の人々が派閥の幹部などと連携し、多数派工作を熾烈に行っていました。福田さんの不出馬が決まったとたん消化試合になり、派閥の幹部でも安倍支持になびく人もぞろぞろ出てきました。一方で、安倍側近の人々が、福田康夫氏の周囲の人々を干す陰惨ないじめが始まったとのこと。福田康夫氏の将来の可能性を摘むことが安倍さんの長期政権につながるという、自民党の力学だそうです。麻生さんと谷垣さんが善戦したことが、党内民主主義の健全性を示しているのでしょうか?

5.制度としての民主主義とは異なり、国民の意思や自由な意見が反映される、透明性と説明責任のある健全な民主主義がまだ確立していない。

これも両国の共通点でした。

2006年9月19日(火)
日本漁船銃撃に続く、ロシアの資源覇権主義
2006年9月19日(火)の画像
今朝の新聞各紙は、「ロシア、サハリン2の認可を取り消し」というニュースを一面で報じました。

これは、三井物産や三菱商事などが出資するサハリン州の石油・天然ガス開発プロジェクト「サハリン2」の開発認可を天然資源省が取り消したという、事実上の事業中止命令です。08年を目指していた天然ガスの生産・輸出に大幅な遅れが出る可能性が出てきました。

 環境保全を口実にしていますが、ロシア政府系の天然ガス独占企業ガスプロムを参入させ、エネルギー部門への国家管理を強化する狙いです。また、エリツィン政権時代に結んだ、税制や権益の面で外資に有利な生産分与協定(PSA)を廃棄する狙いもあると思います。日本たばこが付加価値税の脱税容疑で訴えられたり、軌道に乗った日系の合弁企業が度々嫌がらせを受けるなど未成熟な法整備や投資環境もあります。

 しかし、9月3日付けの毎日新聞「内に強権、外に大国のロシア」(メディア・トピックス参照)で私が指摘したように、プーチン政権が資源などの基幹産業の国家管理を覇権的手法で進めていることが根本問題です。

 安倍官房長官が、「日ロ関係全体に悪影響を及ぼすことを懸念している」と述べたように、厳しくウオッチしていく必要があります。
 

2006年9月17日(日)
雨の神輿で、”水もしたたるいい男”。でも、馬鹿は風邪をひきません!
2006年9月17日(日)の画像
朝は東京土建の運動会に出席しました。昨年以来の耐震偽装問題や、格差社会の中で厳しい環境にある小さな工務店、内装屋、塗装店、家具店などの方々が、家族連れで参加しました。今年は若い参加者が多く、また女装の仮装をした人まで出て明るい雰囲気が感じられました。来年の50周年に向けての心意気を感じました。

 その後は、北区と足立区の各地でのお祭りで神輿を担ぎました。金曜日の夜からで10ヶ所以上になりました。

 今年から、他政党との申し合わせもあり、神酒所にお祝いやお酒など一切持っていかないことを徹底することになっているため、最初は行く先で文句を言われたこともありますが、最近は理解をいただけるようになってきました。

 その分、担ぎ手が少なくなってきた神輿を担いでお役に立てたと思います。

 最後は、足立区の興野神社でしたが、午後から雨が降り続いたため、”水もしたたるいい男”になりました。泥だらけの足袋とずぶ濡れの白衣装のまま車を運転して帰宅しましたが、何とか風邪もひかずにすみました。

 馬鹿は風邪をひきません!

写真左は、秘書の小椋修平君。長身のハンディにも拘らず、一日頑張っていました。

2006年9月15日(金)
銃撃されたイラク日本大使館の足木孝・臨時代理大使は元王子在住
 イラクの首都バグダッドで、日本大使館の足木孝・臨時代理大使が乗った四輪駆動車が銃弾を受けた、とのニュースが報道されました。

 「イラク外務省から日本大使館への帰途で、護衛を含む車数台で移動していた。 足木さんは『飛んできた銃弾の1発が当たったという感じで、大使館の車が狙われたのではないと感じた』と話した。路上駐車をしていた別の車が動き出したためこの車両が威嚇射撃をし、その流れ弾があたった可能性があるという。 イラクで日本の大使館関係者が被害に遭うのは、03年11月に中部ティクリートで大使館員ら2人と現地運転手が殺害された事件以来。」と報道されています。

 この足木さんは、元外務省の人権担当の課長で、イラクに赴任されるまでは王子の公務員宿舎に住んでいました。国連人権高等弁務官との会談の際にお世話になりましたし、日曜日に王子駅で私が街頭演説している時に、ポロシャツ姿で通りかかったりしたこともあり、身近な人であったため、胸をなでおろしています。

 志願してイラクに赴任したという話もあり、無事な活動と帰国を心からお祈りいたします。

2006年9月13日(水)
荒れた新田高校を元気にした相撲部監督と熱血!ジャージ校長
2006年9月13日(水)の画像
 足立区の都立新田高校の長谷川校長と相撲部の満留部長の講演をうかがいました。

 先月も紹介しましたが、新田高校は高校野球東京大会で唯一準決勝まで進出した都立高校で、甲子園に出場した帝京高校に準決勝で善戦しました。しかもほとんどの選手が地元足立区の選手です。また陸上部も相撲部もインターハイに出場している元気な高校です。

 しかし、10年ほど前の新田高校は、荒れた高校で、236人の生徒のうち120人が中退という年もあったほど。茶髪でないと入れないと生徒が思ったほど茶髪が多い高校だったとのこと!

 そんな中で赴任した満留先生のもとに相撲をしたいとう新入生が訪れ、試合に出るには相撲部を作る必要が出た。地域の支援もあってにわか仕立ての土俵を校庭の片隅に作る。しかし、相撲部を作るには5人の部員がいる。そこでその生徒が友達を勧誘して5人目を確保して6月の東京都大会に出たが、全員が全敗という惨めな結果にあう。そこから涙ぐましい練習を続け3年目には全国大会に出場できた。そしてその後全国大会の個人体重別2位まで獲得できるようになった。

 この間、「熱血!ジャージ校長奮闘記」で有名な鈴木高弘校長が福祉教養系・情報ビジネス系・スポーツ健康系の 3つの学系をもつ特色のある高校作りを行うなどして、今では部活動がかつての3割から7割に、そして推薦倍率が2割から5割に、卒業生進路決定90%まで向上した元気な高校になったとのこと。

 満留先生が二つのことを学んだと仰いました。
1 本当に苦しい時に頑張ることから一歩が始まる。
2 ひたむきに頑張ると誰かが助けてくれる。それに素直に感謝することから援助のサイクルができる。

 今日は大きな勇気と元気をいただきました。

2006年9月12日(火)
小沢一郎代表再選・・・落ち着いて国民に判断していただける雰囲気作りを
2006年9月12日(火)の画像
小沢一郎代表が再選されました。

4月に就任してから、党を安定させ、国民の皆様から落ち着いた支持を拡大してきたことを評価したいと思います。特に、保守系の方々の中から「一度は小沢にやらせてみたかった」という言う声を聞きます。

昨日発表した基本理念では、以下のことを述べています。

一.「極端で偏向した『扇動政治』」に代わり、「安定感のある信頼される『常識の政治』」に変えて「普通の国」を実現する。

二.新しい国づくりの理念に「共生」を掲げ、雇用、社会保障、食料の3分野で「日本型セーフティーネット」の構築。外交では「米国と対等な真の同盟関係を築き、中国、韓国をはじめアジア諸国との信頼関係を醸成する」。

三.義務教育を高校まで引き上げると同時に就学年齢を5歳に引き下げ、財政面で国が責任を持つ一方、現行の教育委員会を廃止して地方自治体が運営する制度に改めるなど地方の自主性を重視する。

四.子育てに対する「子ども手当」や親と同居している世帯への「親手当」を創設。子育て後の女性や定年退職者の再雇用制度の整備を盛った。社会保障費の財源は消費税の福祉目的税化で全額まかなう。基本政策には盛り込まない予定だが、税率は5%を維持できる。

五.「自衛権は、憲法9条にのっとって、個別的であれ集団的であれ、我が国が急迫不正の侵害を受けた場合に限って行使する。それ以外では武力を行使しない」。つまり、「専守防衛に限定する」。国連傘下での活動を除いて自衛隊が海外で米軍と共同行動を取ることはしない」。

 昨年の総選挙などで現れた、テレビなどでの興奮状態で国民に判断を求めるのでなく、こうした政策について、落ち着いて自分の周りを見ながら判断していただける雰囲気作りを政治家の側から努力しなければいけないと最近つくづく感じます。

2006年9月11日(月)
憎しみと、格差と下層社会と家族間の犯罪が増加した5年間
アメリカの同時多発テロから5年がたちました。私の知り合いのアメリカ人も、知り合いの富士銀行幹部の部下なども亡くなりました。その後のアメリカのアフガニスタン空爆で地雷除去を行っていたNGOの仲間が亡くなりました。

 その同時多発テロの日、世界貿易センターに勤めるユダヤ人数百人は勤めを休んでいたこと。ペンタゴンに突っ込んだ飛行機の映像も機体の残骸もほとんど残っていないなど不思議なことばかりです。

 イラクに大量破壊兵器がなかったことも明らかになりました。言われなき戦争のなかで、日本人外交官二人が亡くなりましたが、誤射の可能性が言われています。

 5年間で、確実に世界中に憎しみが拡散しました。 

 そして、昨年の今日総選挙で、小泉旋風のハリケーンで私も落選しました。

 この5年間で、確実に格差と下層想社会と家族間の犯罪が増加しました。

  
 おかしな、おかしなことを正して、地域も、日本も、世界を正す活動を続けてまいります。


 ご支援宜しくお願いいたします。

2006年9月10日(日)
アフガニスタン学校支援のミニコンサートが小山酒造ホールで開催される
2006年9月10日(日)の画像
ニューヨークの同時多発テロ5周年を明日に控え、アフガニスタンの学校建設のチャリティー・コンサートを開催してきた「明るい社会作りの会」によるミニコンサートが、赤羽の小山酒造ホールで開かれました。

最近日本からの援助で開設された図書館の写真(左上)も2日前に到着し、そのお祝いも兼ねることができました。私も現地のNGOや大使館との連絡役を務めてきました。アフガニスタンは最近タリバンの一部が復活して自爆テロを行うなど治安が悪化している中で、首都カブールから遠いバーミヤンの「希望小学校」で図書館もしっかり開設されたことは奇跡的ともいえます。本国に帰国中のアミン駐日大使に代わり、モハバト一等書記官ご一家も出席して下さいました。

東京23区で唯一の醸造工場の上にあるホールで、小山ご夫妻のご配慮で関係者によるコンサートとなり、加茂下稔さんご夫妻他の楽しいオペラソングなどを堪能することができました。

2006年9月7日(木)
イラクやレバノン、朝鮮半島関係の宗教者間対話を行った世界宗教者平和会議の事務総長
2006年9月7日(木)の画像
 鳩山由紀夫幹事長などと、世界宗教者平和会議(WCRP)のベントレー事務総長と会談しました。私は15年ぐらいのお付き合いです。

8月26から京都で開かれたWCRPの世界大会では、世界100カ国・地域から約2000人の宗教指導者が集まりましたが、全体会議の合い間にイラクのシーア派とスンニ派の代表、朝鮮半島を巡る6者協議の北朝鮮を除く5カ国の宗教者、中東のキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の代表などによる貴重な対話が行われました。その内容をベンドレーさんに伺いました。

 鳩山幹事長は、会議出席の予定だった北朝鮮の宗教者6人に対して法務省が入国を拒否した問題について、「平和を考える会だからこそ来られることに意味があった。入国を拒まれるのは極めて残念。せっかくの機会を重視すべきだった」と語りました。

 ベントレー事務総長はWCRPの活動に関連して、「日本がソフトパワーを活かして文化外交の中心的役割を果たせるいい機会です」と述べると共に、WCRPの活動趣旨はそれぞれの宗教の勢力拡大ではなく、紛争の解決や地球環境の保護などを具体的に進めて行くために宗教間の協力を目指すものです、と説明しました。そして、オランダ、ノルウェイ、フォンランド、スウェーデン、ドイツなどでは、そうした宗教が関わる開発援助等に対して政府として財政支援を行っているが、日本政府は応じていないことを明らかにしました。

 ベントレー氏はまた「宗教間対立が激化しているイラクのシーア派とスンニ派の出席も実現したが、自衛隊派遣など日本政府が『援助』という名でイラクに拠出した金額に比べれば、0・002%の金額です。少ないお金でインパクトのある活動ができる」と語りました。

 更に、ブッシュ米国大統領が繰り返し口にする「テロとの戦い」という表現自体が不適切で、宗教的要素も考慮すべきだと指摘しました。

 鳩山幹事長は「ソフトパワーを発揮していくことこそがまさに日本が生きる道です。日本政府は、非武装である日本として『人間の安全保障』を提唱してはいるが、実際には『物を配ることがソフトパワー』と誤解しているふしがある。仏教国として他の宗教を受け入れる日本の文化の特性を活かし、宗教者が一堂に会して協議できるような場の提供を日本がリードしていくべきです」と応えました。

 今後も具体的な取り組みについて連絡を取り合うことを約束してお別れしました。

この会談は、NHKの正午のニュースなどでも報道されました。

2006年9月6日(水)
紀子さま、男子誕生おめでとうございます。  外国では男性優位社会の報道
 最近の悲しいニュースや暗いニュースを吹き飛ばす「紀子さま、男子誕生」のニュースが、日本全国に明るいニュースと元気を与えてくれました。皇室ご一家全体にお祝いを申し上げます。若いカップルや、高齢出産を希望されている方々にはとりわけ励みになったのではないでしょうか?

 ところで、加熱気味の報道の中で、若干気になったことがあります。アメリカのCNNは「男の子だ!」という見出しでしたし、別のアメリカのテレビ局は皇室典範のことを「男子限定継承法」と表現していました。中身は日本の報道と大体同じなのですが、日本は男性優位社会であると単純明快に表現しています。

 愛子様や皇室の女性の方々の存在も含めて、もう少し男女平等のレベラルな対応が必要ではないかと感じました。「せめて1週間は父親が育児休暇取得を」という記事を最近目にしましたが、国民全体の意識改革が必要ではないでしょうか?

 いずれにしても、お健やかにお育ちされるようお祈りいたします。

2006年9月3日(日)
毎日新聞のコラム「発言席」に、「内に強権、外に大国のロシア」という題で寄稿。
今朝の毎日新聞の発言席というコラムに、「内に強権、外に大国のロシア」という一文を寄稿しました。

北方四島海域で日本漁船がロシアの警備局の銃撃を受け、甲板員一人が死亡した事件で露出したロシアの大国主義と、マスコミやNGOに対する弾圧を強める強権政治について、7月に出席した「もう一つのロシア」会議での経験に基いて書いたものです。

結論は、以下のようにまとめています。

「今回の拿捕事件の本質は、小泉外交が放置した北方領土問題だ。拉致問題と同様、あらゆる国際舞台で主張を展開すべきだ。一方、安全操業に関しては、両国による銃撃自制や密漁取締り協力など非公式の取り決めに代わる、本格的な合意を目指すべきだ。目先の利益追求は国益や命すら失いかねない。
豊かになったロシアには、かつてのような援助外交は通用しない。手ごわいプーチン政権に対峙(たいじ)するには、命がけで警察国家と戦うロシア市民のような、腰の据わった対応が必要だ。ロシアが先進民主主義国としての責任を果たすように、諸外国との連携を強化すべきだ。これはロシア自身のためでもある。」
(全文をHPに掲載しています。)

 早速、別の三大紙の北海道の記者から、もう少し詳しい情報が欲しいと電話が来ました。北海道や北方領土での取材にも色々な制約があるそうです。

2006年9月2日(土)
岸外交を無視したがる安倍晋三候補?
2006年9月2日(土)の画像
  安倍晋三官房長官が、自民党総裁選挙への出馬を正式に表明しました。「美しい国、日本」という政権構想も発表しましたが、谷垣財務相、麻生外相などの20ページの政策に比べて、4ページあまりの項目の羅列で、拍子抜けです。

 私は、安倍さんの「美しい国へ」という本も読みましたが、これも総花的なもので、多くの人が分担して書いた、という印象です。改憲や教育を主張の中心におき、祖父の岸信介元首相のDNAを継いでという分析もありますが、私は、安倍さんはむしろ岸首相との連関を避けたがっているという印象をもっています。

 6月号の中央公論「岸信介・アジア和解外交の検証」で私が書きましたように、岸首相は不平等な日米安保条約を改定するために、まず東南アジア諸国を歴訪して謝罪し、和解と信頼を勝ち取ってから訪米して、アイゼンハワー大統領と交渉しているのです。岸氏が「アメリカと交渉する場合、東南アジアを先に回って、孤立した日本ということでなしに、アジアを代表する日本にならなければいけない」(『岸信介の回想』)と述べている通りです。

 私はこの論文を安倍さんにも渡し、他の自民党の議員も安倍さんに言及したそうです。町村前外相などからお礼のはがきもいただいています。しかし、安倍さんの本や、発言などで岸外交については安保改定も含めてほとんど言及がなく、むしろ安倍さんの考えと違うので無視しているのかもしれません。あるいは総理就任後、劇的な外交の転換を図る際の理由付けに使うのかもしれません。

 いづれにしても、密かに靖国神社参拝をするなどせず、政策や理念をはっきり示して欲しいと思います。

- Ay Diary 1.0 - http://aki.adam.ne.jp

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